「海街ダイアリー」ネタバレあらすじ、女優を活かす是枝采配!

映画

映画「海街diary」是枝裕和監督のわたくしの個人的にはベストムービーです!  美しくて、切なくて、泣いて笑って、本当に細部までこだわって、こだわりぬいて映画の魅力たっぷり!

マンガ原作ですでに世界観を確立されている、人気作品なので

映像作品にする場合はじつは期待値が高いからたいへんですけど

「うわー!細かい仕事してるなー!」とか「こんな自然な演出どうやるんだろう?」とうならせられます。大成功。

人と人の細やかな情愛を優しく、すくい取るような映画です。とにかく最高!見たあとに清々しい気持ちになりますね。

四姉妹の物語とゆうより街が、主役なんですね実は。

美しい鎌倉の一年、四季折々が描いてあり

是枝監督から小津安二郎へのオマージュでもあります。

 

今回は映画、「海街diary」の印象に残ったシーンや魅力についてかたります。

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「海街diary」のデータ

海街diary
Our Little Sister
海街diary logo.png
監督 是枝裕和
脚本 是枝裕和
原作 吉田秋生『海街diary』(小学館刊)
出演者 綾瀬はるか
長澤まさみ
夏帆
広瀬すず
音楽 菅野よう子
撮影 瀧本幹也
制作会社 FILM
製作会社 「海街diary」製作委員会
(フジテレビジョン
小学館
東宝
ギャガ)
配給 東宝
ギャガ
公開 日本の旗2015年6月13日
上映時間 126分
製作国 日本の旗日本
言語 日本語
興行収入 16.8億円
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撮影が行われた鎌倉の日本家屋。

監督・脚本は是枝裕和。物語の中心となる“四姉妹”を綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが演じる。第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品作品。キャッチフレーズは「家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。」

第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品。

 

もともと原作のファンであった是枝監督(吉田秋生の新作が出るとスグに読むほど)が映画化を希望。

しかし、すでに映画化権はべつの人物に抑えられており断念。ところがしばらくしてから、権利を手放したとの情報が入り

映画化を決意。

2013年夏より脚本の執筆を開始。

映画化は2014年5月27日に発表された。

撮影は2014年4月から12月にかけて行われた。

出演者の1人の広瀬すずはあえて台本を渡されずにその場で演技の仕方を固めたそうであり、ほぼアドリブでコケたらおしまいという環境であったが、広瀬は当時「今まででいちばん楽しい現場でした!」と言っていた。

「海街diary」のあらすじ

十五年前に家を出た実父が闘病の末に亡くなった。

その父が再々婚しており、遠く山形に暮らしていたことを香田家の三姉妹は知る。

自分たちを捨てた父親との確執から長女のは仕事を理由に次女の佳乃と三女の千佳を告別式に送り出す。

二人を駅で出迎えたのは中学生になる腹違いの妹すずだった。

 

翌日の葬儀に来ない予定だった幸がなぜか現れる。看護師である幸はすずの置かれた肩身の狭い境遇とすずが父を看取ったことを感じ取る。

幸はすずに父との思い出の場所に案内して欲しいと頼む。

するとすずは小高い山の上に姉妹たちを案内した。

佳乃たちはそこが鎌倉の風景によく似ていると話す。

すずとの別れに際し、幸は鎌倉で一緒に暮らさないかと持ちかける。すずは「行きます」と即答するのだった。

こうしてすずを迎えた香田家は四姉妹となった。

死ではじまり、死でおわる話し

はじまりは父親の死ではじまり、最後は海猫食堂のおばちゃんの死でおわる。人生でさけては通れない「死」をとおして

人間の一生、を海街を舞台にしてくりひろげられるおはなしですね。

市民病院につとめる幸がターミナルケアにすすむこととか、タナトス(死)という大きなテーマがあります。

 

 

・「海街diary」の魅力!

・女優陣の魅力全開

四姉妹を演じる女優陣がみんなそれぞれ個性的でとてもいいです!

自然で生き生きとして、レンズの向こうから躍動感が伝わってきて、なんか見ているこっちの細胞まで元気にされる感じがしました。

姉妹なのにあまり似てないんだけど、違和感なく本当の姉妹のように感じます。現場でも本当に仲が良かったことがありありと伝わってきます。

本編の撮影にさきがけて、監督の演出の一環として、舞台となる日本家屋でいっしよにご飯を作って食べる。障子張り、庭の草取り、洗濯物を畳んだり、雑巾がけしたりと

共同作業をみんなでやりました。ワークショップとゆうよりも

共同作業をすることによって家になじんだり、家事をいっしょに行うことで自然と仲良くなるのが狙いだとおもいます。

おかげで本編の撮影にもとてもスムーズに入ることができた。と女優陣が語っていました。さすがですね是枝監督。

四姉妹の仲の良さが伝わる完成披露試写会のインタビュー映像

YouTube

 

・古都鎌倉美しい四季のうつりかわり・日本家屋の良さ

姉妹の暮らす古い日本家屋は撮影の重要なキーポイントになる画面の印象を左右するものです。「この映画は家がキーポイントになる!」とゆうことで、とても是枝監督はこだわったらしいですね。

(北鎌倉の住宅街にある築80年!の民家。スタッフの懸命の努力で理想的な古民家を探し当てたそうです。

撮影中は所有者の方に、近所のウィークリーマンションに移っていただいてご協力いただいたそうです。)

4姉妹の暮らす家が「いまいち」とか「セット」だと、映画自体が成立しなかったでしょうね。よくぞこんなすてきな物件を見つけたなと感心しました。スタッフの執念ですね。

今でも、じっさいに北鎌倉で所有者の方が暮らしてらっしゃるそうです。

 

映画で家族の暮らしてきた、日々の積み重ねの象徴として描かれる「梅の木」や梅酒作りの「梅仕事」の様子がTHE・日本文化って感じでとても良いです。「あの年に漬けた梅酒」として”何年もの”の

古い梅酒なんて思い出とともにあるので「世界で一つだけのもの」ですからね。

筋トレ男子
筋トレ男子

観てたら、梅酒がマジで飲みたくなって買いにいってしまった!w

だけど、市販なのでいまいちでした。むかし家で手作りしたやつは旨かったな。日本のいい文化だなとおもいます。

撮影は写真家の瀧本幹也

本人曰く「軸足はあくまで写真家」

「海街」の映画のポスターや現場のスチール写真もすべて担当。海街、鎌倉の四季。四姉妹の佇まい

みごとに空気感を切り取ってとどけてくれてます。すばらしい!

瀧本さん撮影による映画の写真集もあります。

瀧本さんはコマーシャルのムービーはもちろんたくさん手がけてらっしゃいますが、映画の撮影に関しては

「禁断の」ものにしていたそうです

しかし、是枝組の現場に入ったら「楽しすぎた」ようで、そりゃそうだよな。

 

是枝作品では

・「そして父になる」も担当

・業田良家原作の「空気人形」ではポスターの撮影のみ担当

ムービーカメラマンとして起用のきっかけは、是枝監督がなにげなくテレビをみていて

流れていたCM(ダイワハウス、リリーフランキーと深津絵里出演)にハッとしたのがきっかけ。スグに撮影者を調べてオファーしたそうです。

驚くなかれ撮影はフィルムでおこなっています!デジタル全盛の時代にフイルムです!

ちなみに、なにか別のインタビューで読みましたが、クエンティン・タランティーノも絶対にフイルム派と言ってました。

「CG、合成には映画のマジックはおこせない!」というこだわり

是枝監督も合成技術は信用していないと言ってます。

五感に訴えかける映画の秘密兵器

とにかく「食の場面」多く、めちゃくちゃ美味しそうだなとおもっていたのですが、やっぱりというか

一流どころを起用してます。フードスタイリストの第一人者飯島奈美さんが担当です。(映像作品で「食」がキーポイントになるなら、まっさきに白羽の矢が立つ人)

(監督のここにもこだわりを感じますね!キャストも最高、サポートスタッフも最強)

飯島さんの料理にたいする愛のルーツは

お母さんが保育所の給食を作るお仕事をされていて、美味しいご飯を朝、昼、晩と3度食べるとゆう幸せな幼少期が、ある種の英才教育になり育ちました。

素敵なお話しですね。

お母さんからの愛情が「あなたじゃなきゃダメ」って指名されるほどの仕事になって

それが映画という芸術になり海を超えて世界中の人々に届くんですから。

ちなみに(ほぼ日刊イトイ新聞から飯島さんの料理本が2冊<LIFE1.2>でてますけど、掛け値なしに大傑作です。めちゃくちゃうまいレシピ!運動会のお弁当とか学校に持ってく弁当とかやばいくらいおいしいレシピなので必見)

LIFEのレシピはwebサイトでも一部無料で公開されてるので是非作ってみてください!

飯島奈美 LIFE - ほぼ日刊イトイ新聞
フードスタイリスト飯島奈美さん×ほぼ日刊イトイ新聞の料理コンテンツ『LIFE』。みんながいちばん好きなものを、いちばんおいしいかたちで。

飯島さんんの愛で「海街」はおなかがグーッと鳴る映画になりました。

紙の本が欲しい方はこちら
LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。 (ほぼ日ブックス )

・是枝監督の脚本と演出の素晴らしさ

映像のキャリアとしてテレビマンユニオンでドキュメンタリー作品のディレクションで頭角を現した是枝監督の演出は、配役した役者さんに

自然なリアリティをまとわせる天性の才能があります。

場面に合わせてちゃんと、映像として伝わるか?とか自然で違和感がないか?非常に細かく配慮されていて役柄とのギャップを感じさせないですね。

台本を渡して演技してもらう人、口だてでその場でセリフを伝えて即興的に演技してもらう人をわけてます。子供とかは全部口だてで行ってます。(大人では唯一レキシは口立て、理由は緊張するからw)

 

非常に細かい。

あとは、例えば四姉妹が縁側に並んで座ってる場面などでも、配置座り方にも説明できる理由がキチンとあります!

幸は正座でここに座る。なぜなら~~

みたいに全部理由があるんですね。

てきとうにハイ、縁側に並んで!じゃないんです。

原作のマンガから映像にする際、変えるべきところはキチンと変える。

撮影は現場のムードにあわせてどんどん積極的に変更を加えられて進んだそうです。

原作のある作品を映画化するときにはとても大事なことだとおもいます。

作品は変われどいつも変わらぬ姿勢を感じますね。市井の人々の喜怒哀楽を丹念に、情愛に満ちた視点で描くともうしましょうか、

できそうで、できないことですね。言葉も文化も超越する映画芸術の職人。映画に対する愛をかんじます。

この映画では女性の強さ、たくましさの反面にもつ悲しさみたいなものも描かれてますが、監督自身が大きな尊敬と敬意を払っているのをひしひしと感じます。フェアなひとですね、尊敬します。

現場の密着映像でも笑いの絶えない本当に和気あいあいとした和やかなムードでした。監督の人柄ですね。

・味のある脇役たち

是枝組では常連のリリー・フランキー、樹木希林、その他の助演する人たちも魅力的なんですね。画面に登場しただけで面白くてちょっぴり切ない。

 

是枝作品は笑いの要素もとても大事にしていて、いつも適材適所いい人材を選んでいるなとおもいます。

 

「海街diary」のキャスト

  • 香田幸(三姉妹の長女) – 綾瀬はるか

しっかり者の長女。すごく生真面目で不器用。背負っているものがたくさんある役。責任感が強く無責任に家を出ていった父と母に憤っている。「家も家族もわたしが守る!」仕事は市立病院の看護師・長いこと同僚の小児科医(堤真一)と不倫関係の付き合いをつづけている。

是枝監督曰く「居ずまいの正しさ、古風な感じ、これなら幸ができるな」と感じたそうです。

現場では素の綾瀬はるかとしてはギャグを言って皆を笑わせていたようですムードメーカーなんですね。


・香田佳乃(三姉妹の次女) – 長澤まさみ奔放な次女。酒も男もイケイケ、地元の信用金庫に勤務。劇中、恋人役の坂口健太郎(クズ役)の借金を肩代わりして貢がされている。中盤から登場する寡黙で実直な上司(加瀬亮)<いい男!>に惚れてる?

アスリートの血筋ゆえか、瞬発力は抜群。この役を清潔感をもって演じられるのは彼女しかいないと感じさせる。


  • 香田千佳(三姉妹の三女) – 夏帆

ぶっ飛んだ三女。自由!ファッションも髪型も自由!世間の量産型女子とは一線を画す価値観。食べるシーンが多い!スポーツ用品店(スポーツマックス)勤務、店長役のレキシと付き合ってる?!

 


・浅野すず(三姉妹の異母妹) – 広瀬すず

この映画のキーになるもっとも重要な役

監督いわく「この子に出会って映画が動いた」

三姉妹の異母妹役。父親の最期を看取った。

むずかしい役柄ですよ!幸姉ちゃんは「一緒に暮らそう」と言ってくれたから来たんだけど、ここにわたしがいていいのかな?と悩む心の葛藤とか非常に難しい演技を要求される役どころ。

よく違和感なく、瑞々しく演じきりましたね。

彼女だけあえて台本を渡されず、セリフは現場で是枝監督がその場で口頭で伝えるとゆう手法をとりました。現場の空気感で自然な感情の発露を引き出すことに成功してますね。

劇中で意外な!?サッカー少女ぶりを披露。原作で「サッカーが得意」という設定なので←(広瀬本人はバスケットはやっていたがサッカー経験はなく、撮影のためにコーチを一年つけた。それであのドリブル!フェイント!)

 

劇中の「桜のトンネル」シーンは圧巻。日本映画のハイライトとも言って良い映像です。

「眼差しの強さ」が印象的。この作品で女優としての地位を不動にした感あり。

 

<是枝監督と樹木希林さんも広瀬すずを褒めてる映像>

YouTube

 


・佐々木都(三姉妹の母) – 大竹しのぶ

家を出ていった母親の役

映像に映る時間は少ないものの、ピンポイントでおそろしいまでの演技。

家族を捨てて出ていった母親の性格趣味嗜好、姉妹との空白の時間までありありと連想させるくらいのすごいリアリティ。

樹木さんがインタビューで「家は女がちゃんとしてないと壊れる」とゆう意の発言をしてますけど、その「いると壊す女」をみごとに

体現してます。

これアドリブなんだろうなってセリフがドンピシャでびびります!


・椎名和也(医師、幸の恋人) – 堤真一


・二ノ宮さち子(海猫食堂の店主) – 風吹ジュン

四姉妹が子供の頃から通う、近所の食堂のおばさん。海猫食堂はサッカーチーム「オクトパス」の集まりにも活用されている。


・福田仙一(山猫亭の店主) – リリー・フランキー

山猫亭という喫茶店の店主。個人的にはこの映画のりりーさんは

すべってますね。いいおじさんの役なんだけど、エロさが滲んでくる。普段はすっきりして油の抜けた感じなのに映像で演技すると

エロさがにじみ出る不思議。けれど、りりーさんしかできないしりりーさんは是枝組にマストです。

是枝監督と価値観が似ていて、お互い「これはやらない」みたいなのが共通しているので信頼しているっていってます。


・菊池史代(大船の大叔母) – 樹木希林

「あの子は、あんた達の家庭を壊した女の娘〜」なんてゆうとても厳しいセリフがあります。普通の人が発したら嫌な感じがしちゃいますけど

希林さんのキャラクターで嫌な感じがしません。状況の説明として外せない言葉を物語の調和を崩さないで

言えるのが「芸」だなーと思いました。


・坂下美海(佳乃の上司) – 加瀬亮

元は都市銀行の行員。思うところあり、今は鎌倉の信用金庫に勤めている。地味に徹しているが、この映画でいちばんかっこいい男。ズルい!


・井上泰之(湘南オクトパスの監督) – 鈴木亮平


・浜田三蔵(千佳の恋人) – 池田貴史(レキシ)

スポーツマックス店長。すずの所属するサッカーチーム「湘南オクトパス」のサポーターでもある。登山家の一面をもつ(マナスル遠征の際に遭難して足の指を6本失っている)

笑いの秘密兵器として投入された。画面に登場しただけで面白い「出落ち」担当。


・藤井朋章(佳乃の恋人) – 坂口健太郎

イケメンのズルい大学生(とゆうのはウソだった)ひもタイプのクズを好演!「ああ、こうゆう奴いるっ!」ってみなさん思うはず。


・尾崎風太(湘南オクトパスの選手) – 前田旺志郎

すずのクラスメイト。すずのことが好き?

彼があんまり役者、役者してると目障りだし、いやらしくなってしまうので絶妙な塩梅です。

誰もが思う「中学時代のクラスメイト」感満載。いい奴!


・高野日出子(看護師長) – キムラ緑子

この映画では婦長さん。完全に違和感なく婦長さん。うますぎる

 

 

 

「海街diary」の予告動画

<予告動画>

https://www.youtube.com/watch?v=klRrF-EMvk4

 


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