「万引き家族」あらすじとネタバレ血の繋がりのない【家族】の絆

映画
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2018年6月8日公開

万引き家族
Shoplifters
監督 是枝裕和
脚本 是枝裕和
原案 是枝裕和
製作 石原隆
依田巽
中江康人
出演者 リリー・フランキー
安藤サクラ
松岡茉優
池松壮亮
城桧吏
佐々木みゆ
高良健吾
池脇千鶴
樹木希林
音楽 細野晴臣
撮影 近藤龍人
編集 是枝裕和
制作会社 AOI Pro.
製作会社 フジテレビ
AOI Pro.
ギャガ
配給 日本の旗 ギャガ
アメリカ合衆国の旗 マグノリア・ピクチャーズ
公開 日本の旗 2018年6月8日
香港の旗 2018年7月5日
台湾の旗 2018年7月13日
大韓民国の旗 2018年7月26日
中華人民共和国の旗 2018年8月3日
アメリカ合衆国の旗 2018年11月23日
フランスの旗 2018年12月12日
ドイツの旗 2018年12月28日
上映時間 120分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 45.5億円(2019年1月時点)[1]
【公式】『万引き家族』大ヒット上映中!/本予告

血が繋がってない家族の絆

母親の死亡届けをせずに、年金を不正受給していた事件がありました。

そこから着想をえて、是枝監督は制作に入ります。

 

おなじく家族をテーマとした「そして父になる」(2013年)では

家族の絆を繋ぐものは

「血」なのか?

「時間」なのか?

という二者択一の問いがテーマでした。

 

今回の「万引き家族」では

血の繋がりのない、擬似家族がどう結びつき、家族の繋がりを持つのか

それは互いの利害なのか?

映画で描かれるのは、年金の不正受給、児童虐待、窃盗、低賃金労働、未成年の性の商品化、経済による教育の格差問題などなど

 

現代日本で実際に起きている「貧困」を起因にした問題がてんこもりです。社会問題なので堅苦しいドキュメンタリータッチの映画かと思いきや、

寓話的な要素が含まれていて、すばらしいストーリーです。

 

ルックとしては、役者の「肉体」と「生活」のリアリティでぐいぐい引き込まれてしまいます。

むずかしいこと抜きにして・魅了されまくりです!いや、やばいですよ感情をゆさぶられます、泣けて、笑って、けれど読み解こうとすると角度や切り口で万華鏡のように彩りをかえてきて

テーマをめぐっていろんな解釈がありました。

ネットでいろんな解釈が飛び交いました。

たいへんな難しい素材を寓話的要素を用いて見事に描いて見せてくれました。

 

 

筋トレ女子
筋トレ女子

樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優。各世代の日本を代表する女優さんがそれぞれのパートで最高の演技をしてますね。

筋トレ男子
筋トレ男子

リリーさんが女優3人(樹木、安藤、松岡)のことを「バケモノ」って形容してましたw

たしかにバケモノ!

うまいのを通り越して「生々しい」

シーンから湧き上がる音楽、細野晴臣の仕事

リアリズムに沈むというより「詩」がたちあがってくるような映画にしたい。と是枝監督

音楽は→  細野晴臣

画は→   近藤龍人(撮影監督) にお願いしました。成功してると思います。すばらしい!

 

細野さん起用の理由は、宮沢賢治「銀河鉄道」、メゾン・ド・ヒミコの音楽がすばらしかったので、いつかお願いしたいと思っていたそうで、たっての希望が叶ったわけです。

・細野さん自身が大の映画が好きで、しかし自分には映画の監督はできないと思っている。「好きな映画で、まったく音楽のないものとかある」とおっしゃるように

ひかえめで、感情を強要しない(気持ちを誘導するような押しつけがましくない)素敵な音楽です。

 

筋トレ男子
筋トレ男子

・印象的なシーンは治と翔太が一緒に過ごす最後の夜、雪だるまを作るシーンがきれいでした。スーッと音が立ち上がってきて、せつなくて美しい瞬間でしたね

 

細野晴臣(ほその・はるおみ)
1947年東京生まれ。音楽家。1969年「エイプリル・フール」でデビュー。1970年「はっぴいえんど」結成。73年ソロ活動を開始、同時に「ティン・パン・アレー」としても活動。78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成、歌謡界での楽曲提供を手掛けプロデューサー、レーベル主宰者としても活動。YMO散開後は、ワールドミュージック、アンビエント・ミュージックを探求、作曲・プロデュースなど多岐にわたり活動。

見事な撮影、物語に没入して映画を観ている感じがしなかったです

近藤龍人さんの撮影が自然すぎてカメラが一切気にならないです。人物の感情や行動だけに意識がむきました。画面の中と自分の境界線がないような感覚になりました。

おそろしく撮影がうまい。

「日本で今一番乗っている」と是枝監督が評価するだけのことありますね。

あらすじ

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、
治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。
彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。
足りない生活費は、万引きで稼いでいた。
社会という海の底を這うような家族だが、
なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。
体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、
それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

 

スタッフ•キャスト

監督    是枝裕和
柴田治
演:リリー・フランキー
東京の下町に暮らす日雇い労働者。
成長しないダメ男を好演。
演出側の意向も汲み取って、「子供ころがし」が天才的にうまい。こういう表情がほしいのだろうと読み、それを引き出す。
子どもたちの天然自然な感じはこの人の功績も大
治の役は貧乏なセコイ男なのに色気がある
安藤サクラが「せつなオッチャン」と形容。親父を超えるときって男はせつない!そのせつなさを見事に体現
柴田信代
演:安藤サクラ
治の年若い妻。クリーニング店工場のパート従業員。
是枝組は初参戦
監督が
「映画ってこんなことができるんだ!こんな瞬間が作られるんだ!」「自分で書いてると思えない」ほどの神がかった芝居。物語の母艦
柴田亜紀
演:松岡茉優
信代の妹。JKリフレ店に勤務し「さやか」という源氏名を使用している。
撮影に先立ち実際の店舗で取材を施行。「働いてる女の子たちが、とてもあかるかった。」樹木希林、安藤サクラの演技を受けて成立させる実力
柴田祥太
演:城桧吏
治の息子。学校には通っておらず治とタッグを組んで万引きをしている。愛読書はスイミー。(『スイミー』(Swimmy)は、オランダ出身のアメリカの絵本作家レオ・レオニ作の絵本)

スイミーは小さな魚。ただ、兄弟がみんな赤い魚だったのに、スイミーだけは真っ黒な小魚だった。泳ぎも得意であり速かった。大きな海で暮らしていたスイミーと兄弟たちだったが、大きなマグロに兄弟を食べられてしまい、泳ぎが得意だったスイミーだけがなんとか助かる。

兄弟を失ったスイミーはさまざまな海の生き物たちに出会いながら放浪するうちに、岩の陰に隠れてマグロに怯えながら暮らす兄弟そっくりの赤い魚たちを見つける。スイミーは一緒に泳ごうと誘うのだが、マグロが怖いからと小魚たちは出てこない。

そこでスイミーは、マグロに食べられることなく自由に海を泳げるように、みんなで集まって大きな魚のふりをして泳ぐことを提案する。そしてスイミーは自分だけが黒い魚なので、自分が目になることを決意するのだった。かくして小魚たちはマグロを追い払い、岩陰に隠れることなく海をすいすい泳げるようになったのであった。

翔太が愛読書のスイミーを読み上げるシーンがあります。裏テーマ的なメッセージ?

凛とした強いまなざしが印象的、「誰も知らない」の柳楽優弥を彷彿とさせる。
ゆり(りん、北条じゅり)
演:佐々木みゆ
治が柴田家に連れて帰ってきた少女。両親からはネグレクトなどの児童虐待を受けている。
素顔は利発な子供らしい女の子。翔太役の城くんと役を離れても本当の兄弟みたいで微笑ましい
妹を守る兄ってモチーフ泣けるよなー!思い出しただけで泣ける!
柴田初枝
演:樹木希林
治の母。年金受給者である。夫とはすでに離婚している。
4番さん
演:池松壮亮
亜紀が勤務するJKリフレ店の常連客。亜紀とは筆談でコミュニケーションをとっている。手の指に傷跡があり、亜紀は「自分で自分を殴ったときのもの」と解した。
ピンポイント起用ながら感情がほとばしる超絶演技(セリフがないのに!)いきなり沸点に達する。松岡のキラーパスもすごかった。
舞台挨拶の謙虚ではにかんだ様子をみて、おじさんがキュンとしてしまうほど。
柴田譲
演:緒形直人
亜紀の本当の父親。
これ、緒形直人にやらせるのハマりすぎでしょー!とおもいました。樹木さんとのやりとりが絶妙におかしみがある。
柴田葉子
演:森口瑤子
亜紀の本当の母親。
柴田さやか
演:蒔田彩珠
亜紀の本当の妹。高校2年生。
北条保
演:山田裕貴
ゆりの父。希とゆりに対しDVを働いている。
北条希
演:片山萌美
ゆりの母。保からDVを受ける一方でゆりに対しネグレクトをしている。
山戸頼次
演:柄本明
柴田家の近隣にある駄菓子屋(やまとや)の店主。

安藤サクラとは義理の父と娘の映画共演!味わい深い演技

前園巧
演:高良健吾
警察官。
宮部希衣
演:池脇千鶴
警察官。スクウェアな「法の側」人間。杓子定規にスタンダードを振りかざす

 

是枝組の仲の良さが伝わる。試写会の映像

 

 

映画の感想

普段は「万引きなんて割に合わない、かえって損になることよくやるもんだ。バカだねー」と考えていましたけど

映画の中で翔太とゆりがやっているのを見てると「見つからないでくれ!」と祈るような気持ちになる不思議。

むちゃくちゃだし、法のもとでは犯罪なんだけど、

枠に収まりきらないものって必ずあるわけで、乱暴にきりすてたり、あるのに見えないもののように扱うことってなんなのかな?

とか

経済的に豊かならなにも問題がないかと言うと、そんな単純なはなしではないし、うーん、ずっと考えていくことですね。

 

 

・カンヌの審査員ケイト・ブランシェットが絶賛した安藤サクラはとんでもない

『万引き家族』安藤サクラの演技に、ケイト・ブランシェットが興奮
映画監督の是枝裕和が23日、東京・羽田空港で行われた第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞帰国後初の記者会見に登場。安藤サクラのエピソードを披露した。

 


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